日本人があまり知らない京東商城
はい、どうもみなさんこんにちわ!
TCDのちょーです。
先週の出来事ですが、中国EC・小売り大手の京東商城という企業のCEOである劉強東氏がアメリカのミネソタ州で性的暴行の容疑で拘束されました。
個人的にはかなりのビッグニュースだったのですが、翌日には釈放されており、起訴されていないといことなので一安心である。
京東は日本内でこそそこまで認知されている企業ではないが、中国では知らない人はいないというほどの超大手企業である。
本日は、そんな京東商城についてご紹介します。
中国のEC事情
知っている方も多いと思いますが、中国では近年、空前のECブームがありました。
アリババが運営する「天猫(Tmall)」は日本でも聞いたことがある人もいるかもしれません。この表は中国のEC流通額の推移を企業別に並べたものです。
2011年第1四半期〜2017年第2四半期の中国大手EC企業の流通総額
画像元:https://netshop.impress.co.jp/node/5215
ダントツのトップを走っている天猫を後から同じくらいのペースで追いかけているのが京東です。
京東の事業
特に京東が強み落としているのは以下の2つのポイントです。
・電化製品の充実度とアフターケア
・配達スピード
この2つのポイントは中国内でも群を抜いて優れています。中国の人が電化製品を買うときは多くの方が京東で購入すると言います。また、配達スピードを重視しているため、最近では生鮮食品のECも始めました。
野菜や飲み物、さらには生モノまでネットで注文できます。注文すると近くの提携しているスーパー等から約1時間足らずで配達される仕組みです。
EC小売り事業だけでなく、アパレルブランド事業も2016年に開始した。現在ではGoogleとの業務提携も目指しており、かなり国際事業に積極的な企業である。
購買意欲旺盛な巨大な人口を抱える中国。同国のEC市場は、中華圏そのものを飲み込みながらさらに拡大を続けている。
各グループ間のし烈な競争も顕在化しているが、そうした厳しい市場動向の中でも着実かつ大幅な成長を遂げたことになる。
同社は越境EC分野への投資も意欲的であり、日本のEC事業者や消費者にとっても、ますます目が離せない存在となりそうだ。
おわり。