中国人が日本の不動産を買いまくる理由

はい、どうもみなさんこんにちは!

TCDのちょーです。

 

近年、日本に移住する中国人や日本の不動産を爆買いする中国人が目立ってきています。特に、関東圏だと池袋駅川口駅周辺ではほとんどの不動産を中国人が所有しているといいます。

 

なぜ、中国人は日本の不動産を買うのか?

 

 

 

2018年10月29日、中国メディア・経済網は、中国の投資家は自国の北京、上海などの都市よりも日本の東京や大阪などへの不動産投資に注目していると伝えた。

 

1.東京は住みやすい

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英情報誌「MONOCLE」が2017年公表した「世界の住みやすい都市ランキング」で東京が3年連続1位に輝いたことを紹介。インフラ設備が整っており交通も便利、治安も良く、空港へのアクセスも良好なことなどが理由だという。

 

 

2.日本の不動産はお手頃価格

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「日本経済はここ近年回復基調にあり、日本の不動産も活力を取り戻しつつある」と伝えた。日本の不動産は、価格の安さや投資回収率の良さから、日本国内のみならず中国や台湾の富裕層の投資家も注目しているという。

中国の不動産情報サイト・房天下が公表した「中国人の海外不動産購入レポート2017」によれば、日本はすでに中国人にとって「第4の不動産購入目的国」になっているという。17年以降、日本の大中都市圏の不動産価格は著しく上昇しており、同年2月以降、東京、大阪の不動産価格は約19%上昇している。
日本貿易振興機構ジェトロ)が17年12月公表した報告書によると、中国の中産階級の40%以上が「最も行きたい国」に日本を挙げた。

 

3.規制が中国よりも緩い

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日本の不動産が中国人に人気がある理由はまず、土地の所有権も使用権も永久的に認められることにあるという。また、価格も魅力なようだ。東京の新築不動産価格は上海と同水準だが、日本の不動産価格には共用部分やベランダ部分の価格は入らない。日本の不動産を購入した人によれば、中国と日本では算出方法が異なり、日本での70平方メートルは中国の100平方メートルに相当するという。

 

4.その他の理由

他にも、日本は他国と比べ貸出金利が低いことや(世界銀行のデータによれば、日本の貸出金利は1%から3%を維持)、中国と日本の文化が似ていることなども挙げられる。日本は中国の「移民先」としての選択肢の一つになっているようだ。

 

 

さいごに

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中国では、不動産は政府のモノという規則になっており、日本の個人所有とは勝手が違うようです。例えば、国が高速道路を作るという計画を実行する際に、そこに家を所有している人は自動的に立ち退かなければならない。

反抗する場合は、家の所有者を無視して家をつぶして道路を作ってしまうという強引なやり方が一時期中国国内で社会問題となっていたようだ。

現在では、立ち退きをお願いする際に、都心部にマンションを用意しそこに住んでもらうように説得するようになったが、民主主義国家の日本とは違い、基本的には政府がすべての権利を有している。

 

 

おわり。

WeChatPayを日本人が開設する方法

はい、どうもみなさんこんにちは!

TCDのちょーです。

 

昨日、人生で初めて”紅包”というものを貰いました!

中国の「紅包」とはご祝儀やお年玉のことです。春節の時に目上の人から目下の者や子どもにあげる赤い紙で包んだお金のことです。だいたいの中国人は赤色が好きです。なぜかといえば「赤色には活力があり、喜びと幸運の象徴」だと言われているからです。未成年の人にお年玉を配ることは「願いと幸運を彼らに与える」ことを意味しています。お年玉は包んでいる赤い紙が幸運の象徴として重要な意味をもっており、中のお金は子どもを喜ばせるだけのものです。お年玉を受け取ったらその場ですぐに開けてはいけません。くださった方に失礼にあたります。

引用:https://www.arachina.com/festivals/spring-festival/red-envelopes.htm

 

元々はご祝儀やお年玉として、何かお祝い事の際にあげるものでした。しかし、私が昨日もらった紅包はそういった意味でもらったものではありません。

最近の中国ではキャッシュレス化が進み、お金の受け渡しやご祝儀等もすべてケータイで送金・受け取りが出来るようになりました。そのため、紅包を渡すのがかなり簡易化され、ご祝儀でなくても、感謝の気持ちを込めて日常的に渡すことが多いです。

 

お金を挙げるという意味よりも、感謝の気持ちを表すという意味が強いので、金額はあまり関係ありません。

今回私がもらった紅包は6.66元(=約100円)。この6が並ぶ数字というのは中国では縁起が良く、「何もかも順調」という意味合いがあるみたいです。

 

さぁ、そんなこんなで貰って嬉しい紅包ですが、今回中国のLINEと言われているWeChatを通して送ってくださいました。これは中国では非常に一般的なのですが、日本ではほとんど浸透していません。

そこで困ったのが、WeChat上でWeChat Payの登録をしていなかったため、受け取れなかったのです。

 

 

今回はWeChatPayを日本で登録する方法をご紹介します!!!

 

 

WeChatPay(微信支付)とは?
中国一のダウンロード数を誇るWeChat(微信に紐づいたモバイル決済サービスです。利用者は3.6億人以上です。中国人観光客のインバウンド需要を取り込むべく、徐々に日本で利用できるお店も増えてきています。もはや、中国生活において必要不可欠なアイテムと言っても過言ではありません。

 

 

日本人がWeChatPayを開設するためには

これまでWeChatPayは、中国の銀行口座もしくは中国の身分証で本人情報を登録しなければ使用できませんでした。よって、中国の身分証を持たない我々外国人がWeChatPayを開設するためには中国の銀行口座を開設するというハードルがあったのですが、最近、国際クレジットカードによる本人認証でもアカウントの開設が可能になりました。

 

 

手順1.トップ画面から


WeChatを開き、右上の「+」から「マネー」をプッシュします。

 

手順2.マネー画面から


「マネー」画面で「お金を受け取る」をプッシュします。

 


WeChatPay(微信支付)の利用規約について同意を求めるウインドウが現れるので「同意协议」をプッシュします。

 

手順3.実名認証


「実名認証」画面に切替わり、銀行口座か身分証による本人認証を求められます。

ここで「添加银行卡」をタップします。

 

手順4.カードの追加


カード番号入力欄に日本で発行されたクレジットカードの16桁の数字を入力します。(もし中国の銀行口座を開設済である場合は、その銀行口座番号でも可能です。)

 


銀行名の欄にクレジットカード会社名が出れば登録可能なので、引き続き必要事項を入力します。

 


最後にWeChatPayのパスワード任意の6桁設定します。(2回繰り返します)

 

手順5.本人画面で確認


「本人」メニューに戻り「ウォレット」の項目が出現していればWeChatPayの開設成功です。

引用:https://clifehack.com/2018/01/01/【2018年最新版】日本でwechatpay微信支付を開設する方法/#WeChatPay

 

 

これで開設が完了です!

意外と簡単なので、中国に行く予定のある人は是非是非試してみてください!現地で現金を出すとすごく嫌な顔をされますよ!笑

 

 

おわり。

日本のハロウィンは中国を見習おう

はい、どうもみなさんこんにちは!

TCDのちょーです。

 

先日の土曜日、ハロウィーン直前の週末ということもあって渋谷では毎年恒例のお祭り騒ぎ。

しかも、今年は過去最大級にやばかったらしく、毎年エスカレートしているとSNSでも話題でした。

 

こんなことになってしまった日本ですが、もちろんインターネット上でこれだけ拡散されているわけですから、中国にもその情報は伝わっています。

ハロウィーンを前にした東京・渋谷で、大量のごみ問題や軽トラック横転事件が起きたことが中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で報告された。

中国のネットユーザーからは「日本でこんなことが?」「想像していた日本と違う」「日本は矛盾した国。謙虚でおとなしい反面、暴虐性も持っている」「日本人は自分を抑制することが上手。これが弾けてしまうと本当に恐ろしい」などのコメントが寄せられている。中国では「日本人の民度が一夜にして下がった」と報じられた。

 

ハロウィーンの渋谷がすごいことは毎年知っていますが、さすがに私もあの動画を見た瞬間引きました・・・

 

 

 

 

中国では年々盛り上がりを見せているハロウィン。いまやクリスマスに並ぶ西洋のビッグイベントとなっています。上海や北京といった大都市はもちろん、近年では大連や天津といった中堅都市でも、町のあちこちにハロウィンな飾り付けがなされたり、ホラーでホップなイベントが開催されたり、ハロウィン色濃厚に。

 

中国でのハロウィーン

 

中国語でハロウィンは「万聖節前夜or万聖夜(ワンシェンジエチェンイエorワンシェンイエ)」というのが正式名称。万聖節は日本語では「ばんせいせつ」と読む同表記で、毎年11月1日にキリスト教カトリック)における、すべての聖者に祈りを捧げる日。その前夜に行われるお祭りが万聖節前夜というわけです。

けれど、地元中国人でもハロウィンを万聖節前夜や万聖夜と言う人はほぼ皆無。一般的には、万聖節(ワンシェンジエ)=ハロウィンという認識です。以前は「鬼節(グイジエ)」と呼ぶのがポピュラーでした。今でも鬼節というとちょっとツウなイメージがありますが、やはり万聖節というのが今風なのです。

 

子供も大人も仮装祭り

中国のハロウィンは、子ども達がお化けや魔女の仮装をして、近所の家をまわってお菓子をもらったり……という欧米のものとは違い、最も注目されている要素は仮装、つまりコスプレです。お化けやかぼちゃなど、本来のハロウィンらしい仮装をする人ももちろんいますが、アニメキャラや職業なりきりもの、キョンシー、中国皇帝や皇女などなど、あっ!と驚く人々が町に溢れかえります。

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近年の仮装は友達数人で世界観を統一したり、大勢で大きな一つを表現したり、団体プレーも登場し、勢いを増しています。思い思いの格好になって、町を練り歩いたり、パーティを開いたり、クラブで踊ったり……。つまり、いつもの楽しさにコスプレ要素をプラスして、ますます盛り上がるのが中国ハロウィンというわけです。

 

 

これだけで比べるのもおかしいですが、なんだか民度的には中国に負けてる気がしますよね。

渋谷では、ハロウィーンという名目を利用してお酒を飲み、ただただみんなで普段できないくらいに騒いだり、集団で秩序のないことができる解放感に浸ってるだけのように思えます・・・

 

 

 

おわり。

 

 

日本と中国のお寺の違い

はい、どうもみなさんこんにちは!

TCDのちょーです。

 

日本には古くからのお寺や神社が数多く存在します。

日本は世界の中でも古いものを美と考える精神が強い国でもありますし、その点は世界的に評価されています。

日本のお寺や神社の雰囲気を漢字2文字で表そうとすれば、しっくりくるのは「荘厳」だろうか。単に静かなだけではなく、張り詰めた空気感が漂うイメージです。中国にも仏教のお寺は存在するが、その雰囲気は日本とはだいぶ異なります。

 

中国メディアの今日頭条はこのほど、日本と中国の仏教はさまざまな点で異なっていることを強調しつつ、「寺院」そのものにも大きな違いがあることを伝えています。中国の寺院では信仰心の厚い人びとが祈りや願い事をするために詰めかけると紹介したほか、新年になると縁起の良い焼香の煙を求めて「押し合いへし合い」をすることも珍しい光景ではないと指摘し、中国の寺はまるで生鮮市場のように賑やかなのが通常であると強調した。

 一方、日本の寺院は中国のように賑やかな場所ではなく、むしろ神聖で静寂に包まれた場所であると指摘。観光地となっている寺院は多くの参拝客で賑わうことはあっても、中国の寺院のように線香を束ねていた紙が散乱することはなく、整然としていると紹介し、「日本と中国では同じお寺であっても、雰囲気はまったく違っている」と伝えている。

 

 

・中国人に人気の日本のお寺

中国の「日本に来たら○○したい」ランキングの中で、「お寺に行きたい」は、常にベスト5にランキングされるほど人気になっています。中国にも各地にお寺はたくさん存在するが、それでも日本のお寺に行きたい理由があります。それは、神聖な場で自然と癒しを求めているからという。中国のお寺に行っても人が多くて騒々しいために、運気が回ってこなそうと考える人も・・・

 

それに比して、基本的に静かな日本のお寺。そこは中国の人たちが求めている「お寺によって癒しを得られる場所」となっているのではないでしょうか。そして同時に、あることにも気づくようです。

中国からの観光客、日本のお寺を見て「中国の唐王朝を思い浮かべる」という人が多いようで、特に京都を訪れるとそう感じるようです。それもそのはず、京都は唐の都、長安(現在の西安)をモデルに作られているからです。

中国のSNSには、日本の歴史を感じさせる建築物や、その建築美を象徴する写真が数多くあげられています。こうした点でも、なぜ中国人が日本へ来てお寺に行きたいと思うのかがわかると思います。

 

中国には長い歴史があって、素晴らしい建築物がたくさんありました。「〜ました」という過去形にしたのは、これら中国にあった文化財の多くが文化革命の時に破壊されてしまったからです。

文革以前も中国の歴史上、王朝が変わるたびに、前政権下のものはことごとく破壊され、新しいものに作り直されてきました。なので、中国人が築いた文化を、中国人自ら破壊してしまったために、日本でお寺へ行くと昔と変わらず歴史のままに残されていることに魅かれるのです。そして古いものがきれいに保存されているのを見て感動するのです。

日本のお寺に行きたい理由は、何もお願い事をするだけではなく、中国人が日本の歴史や文化、職人の技に尊敬の念を抱いているからなのではないでしょうか。

 

・最古のお寺

白馬寺」という中国最古の仏教寺院が中国、洛陽に存在する。白馬寺は、後漢永平11年(公元68年)に創建されて、約2000年の歴史を持っています。

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歴史の授業で、日本最古の木造見物は「法隆寺」と習った記憶があります。実は、日本最古のお寺は、奈良県にある「飛鳥寺」といわれています。諸説ありますが、建てられたのは西暦600年前後といわれています。

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私はあまりお寺に行く機会がないのですが、このような歴史ある建造物に行くと、何かパワーを貰える気はしますよね。その考え方が、仏教なのかな?とか思っちゃいました笑

 

 

おわり。

中国企業が短命な理由

はい、どうもみなさんこんにちは!

TCDのちょーです。

 

日本では、多くの「老舗」と呼ばれるお店や企業が存在しています。「老舗」の定義はあいまいですが辞書で書かれている定義としては、

 

 ①父祖の家業を守り継ぐこと。②商売・経営をして信用を得ること。③伝統、格式、信用があり、繁昌している店。④守りつづけている方針や主義。また、その人の持ち前や得意としていること。「日本国語辞典」

 

「創業〇年以上」という定義ではなく、感覚的な定義みたいですね。

 目安になるものとして、企業の信用調査をする会社や、「老舗」が集まって作る団体ではどんな基準を設けているのか、チェックしました。

 ・帝国データバンク→創業100年以上を「長寿企業」と呼ぶ。倒産企業の統計では「老舗」として創業30年以上の企業をカウント

 ・東京商工リサーチ→創業30年以上を「老舗」と定義

 ・日本老舗サイト→100年以上、または3代以上

 ・東都のれん会→東京で3代・100年以上

 

ほうほう。なるほど。日本にはこのような企業が世界でも多いです。

中国には150年を超える寿命を持つ企業がわずか5社しか存在しないのに対し、日本では2万社以上もある世界で最も古い企業も日本企業です。

なぜ、中国の企業は短命なのでしょうか?

 

1.国民の起業意欲

中国人は日本人よりも起業意欲が高いようで、自ら会社を興す人は多い。起業は中国経済の発展に貢献する一方で、中国にある多くの企業は長続きせず、次から次へと入れ替わっているのが現状です。

新しい会社が出来やすいことは、古い会社が淘汰されていくということです。

新陳代謝が高い反面、企業が長続きしにくいということにもつながる。

 

2.同族経営が少ない

日本で長く続く企業の多くが、家族もしくは同族経営であるという。「仕事を家族に継承してく意識が高いこと」や「長期的な計画を立てて経営していること」、「関係者同士の信頼関係を築いていること」などが長い繁栄をもたらしているという。

それに比べ、中国では同族経営の割合がやはり日本よりも少ない。1.で説明した新陳代謝が高いということもあり、代々仕事を継承していこうという意識が薄いことも、短命である理由につながる。

 

3.上場を急ぐ中国企業

上場をすると、多くの投資家からお金を集めることが出来る。中国では上場することが「素晴らしいこと」(=実力を誇示できる)という認識をがある。そのうえ、上場の基準が圧倒的に低く、やり方によっては、業績を偽って上場する会社も存在するくらいなのです(上場するための偽り方をコンサルする企業すら存在している)。上場という莫大な資金調達の場のハードルが日本よりも圧倒的に低いのにも関わらず、上場の価値が日本よりも高いことが問題である。

要するに、上場の質が低く、上場して注目を浴びたところで中身が伴っていないことが露呈し、信用を失って倒産してしまうケースが後を絶たない。

それに対し、日本企業はシッカリとした準備やタイミングを見て「資金面」を第1に考え上場する思考が強い。

 

 

4.歴史的・社会的背景

歴史的にみると、現在の中国は何度も国が変わっています。新しい国が出来ては潰れて、また新しくでき、と繰り返され、現在の「中華人民共和国」に至ったのは1949年。国が変わるということは、法律や制度も変わるということであり、「長続きしてもどうせ変わってしまう」という考え方を持っている人が多い。

また、これは政治的な面でも同じで、民主主義な日本とは違い、中国は社会主義であるため、政府が絶対なのです。

政府がダメと言ったらダメなので、そういう社会的な背景もあり、長続きさせる気がないというのも1つの理由です。

 

 

このような理由により、中国では短命な企業が多い。

どちらが良いか悪いかという問題はさておき、中国の急な発展はこのような背景があるからこそ成り立っているのもまた事実。古い物を美とする日本人の感覚が世界中から評価されているのまた事実。

それぞれの国には各々の特徴があるが、こういった理由を知り、これからどのように変わっていくかを考えなければならない。

 

 

おわり。

日本の中華料理って本場にあるの?

はい、どうもみなさんこんにちは!

TCDのちょーです。

 

先ほど昼食で天津飯を食べました。

なんだかんだ中華料理は安定ですね!ところで、思ったのですが・・・

天津飯って中国の天津から名前を取っています。天津甘栗もそうなのですが、これらって中国の天津に本当にあるの?

 

その謎を解決します。

 

結論から言いますと、、、、

天津飯も天津甘栗も、中国天津市には存在しません。

というか、天津市どころか、中国本に存在しません。

天津飯は実は日本生まれの料理。発祥に関しては、浅草の来々軒発祥というもの、また大阪の大正軒が発祥である、など諸説あるそうです。

 

ちょっと面白いので、いくつか挙げてみましょう。

この際にみなさんの中華料理に関する認識をガラッと変えちゃいたいと思います!

 

・中華丼

天津飯だけでなく、ご飯に八宝菜を掛けた中華丼も日本発祥の料理です。中華料理店の賄いが発祥、という説があります。ですので、中国には中華丼という料理はありません。ただ、似たようなあんかけご飯の料理はあります。

 

・エビチリ

甘さと辛さが絶妙なエビチリも実は日本発祥の料理。「日本の中華料理の父」といわれている陳建民氏が考案したものです。日本で中華料理店を開く際に、「乾焼蝦仁」(エビを辛いスープで炒めたもの)という中華料理をアレンジして作ったものです。

 

・ラーメン

中国ではよく食べられるラーメンですが、みなさんのイメージするラーメン(上の写真)は日本発祥のモノです。諸説ありますが、戦争の時に食べるものがなく、近くにあった具を入れて完成したものが今まで受け継がれているという説があります。チャーシュー・メンマ・わかめ・ナルト・ノリ・刻み葱を載せたいわゆる醤油ラーメンは中国では日式ラーメンと呼ばれています。

 

冷やし中華

「中華」という文字を入れておけば本場感がでますが、これも実は日本発祥です。宮城県仙台市にある『龍亭』というお店が発祥という説が有力とされているそうです。

 

・餃子

餃子と言えば日本でメジャーなのは「焼き餃子」ですよね。餃子は元々中国から伝わってきたものですが、餃子を焼くという文化は日本発祥です。なので、中国のレストランで焼き餃子というメニューは基本的に存在しません。日本の方が餃子のバリエーションは多いんですよね。餃子は中身の具を自由に変えられるということもあり、最近ではヨーロッパ、とくにフランスで大ブームだそうです。ブームなのは日本の焼き餃子で、多宗教国家のフランスでは宗教的に食べられない人も、中身の具を変えるだけで自由に食べることが出来る為です。

 

 

さぁいかがでしょうか?

みなさんが普段当たり前のように食べている中華料理は

ほとんどが日本風にアレンジされているモノばかりです。本場に行くと、逆にみなさんがイメージしている中華料理はほとんどありません。

もし、日本で本場の大衆中華料理を食べたければ、「千里香」というお店がおすすめです!

お客さんはほとんど中国人ばかりでしたが笑

 

 

千里香 上野店

食べログ 千里香 上野店

 

 

ちなみに、私は日本で食べる中華料理の方が好きです!笑

 

 

おわり。

日本と中国の定年退職の違い

はい、どうもみなさんこんにちは!

TCDのちょーです。

 

本日は、日本と中国の定年退職の違いについてです。

 

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数多くの企業が取り入れている「定年退職」の制度。就業規則などで定められた年齢を超えると、自動的に雇用契約が解除となる制度です。この制度を取り入れるには、就業規則を設けるなどのルールに従わなくてはいけません。

 

日本での年齢は60歳が一般的でしたが2013年に「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(高年齢者雇用安定法)」が改正されたことで再雇用または年齢を引き上げることが義務付けられました。現在では、定年退職の年齢を65歳に設定している企業は約16.1%だそうです。

 

 

 

中国での定年退職の年齢は男性60歳、女性50歳、幹部クラスの女性は55歳です。

なお、中国における定年退職年齢は日本のような、「就業規則に定めれば年齢を理由に退職させることができる年齢」ではなく、「退職させなければならない年齢」と考えられています(明確な条文はありませんが、中国での学説では一貫して、このような解釈が支持されています)。これは、中国国民全員が定められた時間働き、定められた年齢には退職するという計画経済期の思想が未だ残存しているためと思われます。


法の下の平等
しかし、今の中国で50歳以上の女性が働くことができないということは実態に合っていません。多くの企業は「幹部クラスの女性」の定義が法律上されていないのをいいことに、50代の女性を係長クラスにして、「幹部」ということで女性の定年を55歳まで事実上引き延ばしているのではないでしょうか。



ところで、この中国の定年年齢は、中国憲法第33条第2項の「法の下の平等」に反するのではないかという議論が多くの学者からなされてきました。しかし、今まで中国の定年退職の年齢が改正されることはありませんでした。

もっとも、中国の「法の下の平等」は、「法適用の平等」のみを指し、「法内容の平等」は含まないとされています。つまり、「関于企業職工“法定退休年齢”涵義的復函」(中国の定年退職に関する法律)を男女に平等に適用した結果、定年年齢に差が出たというだけで、中国での「法の下の平等」に反するとは言えません。残念ながら中国には、中国の政府解釈を分かっていないと思われる意見が多くあります……。


定年制度の改正へ
さて、そんな中国の定年退職に関する年齢ですが、ついに改正される動きが見られました。

中国社会科学院人口与労働経済研究所がした政策提言によれば、女性のうちの幹部と幹部以外の差をなくし2017年には女性の定年退職年齢は全て55歳とし、2018年から女性の定年退職年齢は3年毎に1歳繰り上げ、男性の定年退職年齢は6年毎に1歳繰り上げ、2045年には男女とも65歳定年にするべきとしています。

さらに、定年年齢前の退職、定年年齢後の退職など弾力的な制度の導入も採用すべきとしています。

まだ中国社会科学院が政策提言しただけで、不確定要素が多分にありますが、法理論上は50歳以上の女性(現場の多くは55歳)を「働かすことができない」制度である以上、気にしておきたい報道です。

なお、今回の中国社会科学院の政策提言の理由には、「男女平等」の視点は全くなく、単に「高齢社会で老人数が増えているため」としています。

 

 

おわり。