グレート!ファイアー!ウォーーーール!!!
はい、どうもみなさんこんにちは!
TCDのちょーです。
いきなり、禁止マークからの登場ですw
みなさん、「グレートファイアーウォール」という言葉をご存知ですか?すごく厨二感漂っていますが、何かのマンガの必殺技とかじゃないですよ?
「ファイアウォール」とは、企業や行政機関などの特定の内部ネットワークに対して、外部から不正にアクセスしたり、アクセスしようとしたりする試みに対して内部ネットワークを守る仕組みのことです。要するに、「危険な外部のネットワーク」から「内部のネットワーク」を守るためのものです。
その「ファイアーウォール」を「グレート」にしたものが
「グレートファイアーウォール」です。(そのままw)
で、結局なんなの?って話なんですが。
「グレートファイアーウォール」は中国のネット検閲システムのことです。簡単に言うと、中国におけるインターネット規制のことです!
このシステムは「金盾(きんじゅん)」と呼ばれ、グレートウォール(万里の長城)をもじって、「グレートファイアウォール(防火長城)」と呼ばれています。
中国のネット規制について聞いたことある人もいるかもしれません。実は中国(香港・マカオは除く)では、皆さんが普段当たり前のように見ているものが政府によって規制されていて、みることが出来ません。
例えばSNSでは
・LINE
・Messenger
例えばサイトでは
・Yahoo!!Japan(Yahoo!!Chinaは見れます)
・FC2
などなど
見れません。
一応見る方法はありますが、基本的には見れないように政府が規制しています。
このシステムは1993年に中国政府が打ち立てた、将来の情報化・電子政府化に向けた「金字工程」と呼ばれる国家戦略の一部として計画されたものです。
上記以外にも、中国政府に対する批判を書いたサイトやアダルトサイトは閲覧できません。(中国政府を批判する内容を書くと、刑に処される場合もある)
このことを私が初めて聞いた時の反応↓
「ハイ?じゃあ中国の人たちってスマホで何してるの?めちゃくちゃつまんなそうじゃん!」
とか寝ぼけたことを考えておりました。
何度か記事で書いていますが、中国のインターネット事情は、独自の発展をとげてきています。
例えば・・・
LINE→微信(WeChat)
twitter→微博(Weibo)
などなど、中国国内で爆発的に発展しています。しかもその発展のレベルが違うんです。例えば、LINEの利用者は世界で約2億1700万人です。それに対して、微信(WeChat)の利用者は7億人を突破しています。3倍以上も規模が違いますね。。。
他のサイトも同様、中国の人口から見るととんでもない規模になることがわかりますね。
そもそもなぜネットを規制しているのか?
日本では基本的にどんなサイトでも見れるのに対し、中国では海外のサイトがかなり規制されています。日本人からしたら理解に苦しむことばかりかもしれません。
理由は諸説あるのですが、有力とされている理由をいくつか紹介します。
・国民に知らせたくない外部の危険で有害な思想や情報から守るため
・政府への反感を生み出さないため
・国内のIT産業を発展させるため
この3つが有力な理由です。
もちろん戦略的規制ですので、その戦略は1つの理由ではないと思いますが、規制を始めてから25年が経った今を見てください。国内のIT産業はアメリカに並びそうなほど発展してきました。
国によっていろいろな特徴がある中で、中国ではこんなインターネット規制が行われています。世界的にみても珍しい特徴ではあると思いますし、情報社会のこのご時世に、なんでだろうなと思う節もあるかもしれませんが、コレもすべて中国政府の計算通りかも・・・
信じるか信じないかはあなた次第です!!!
(コレが言いたいだけ)
おわり。